皆さんこんにちは、撮れ高映像部スタッフ西村です。
先日、バラエティー番組の企画で使用する、素材の撮影の業務をご依頼いただき、現場にCA(カメラアシスタント)として参加しましたので、その内容をご紹介いたします。
普段の撮影より機材の量も少なく、メディアも制作さん出しだったため、準備段階では時間に余裕を持って準備することができました。今回は『プロクサー』というレンズを使用して撮影を行いました。『プロクサー』はレンズの前面に取り付けて使用するフィルターで、レンズに装着するだけで至近距離での撮影が可能になります。
用途に合わせた機材準備
今回の撮影の照明はLEDライトを使用したのですが、LEDライトにもいくつか種類があります。大きいサイズで光量が強いものや、コンパクトなサイズで持ち運びには最適なライトと、LEDライトでも色々な機材があり、使用する用途に合わせて持っていく機材を決めます。
カメラマンと話し合い、最初はコンパクトサイズのLEDを用意していましたが、準備していく段階で少しでも機材の数を減らしつつ、しっかりと光量がある照明にした方がいいという結果になり、大きめサイズのLEDを用意することになりました。また、今回は撮影場所が電源を取ることができる場所だったので電源駆動でしたが、電源が取れない場所ではバッテリー駆動ができるかもチェックを行います。
また、モニターも使用する目的によってサイズが変わってきます。制作さんに見せる場合は、モニターが自立しサイズもある程度大きめのサイズを持っていきます。モニターによってはHDMIケーブルしか使えないものがあるので、カメラの映像信号を出力するOUTは何のケーブルで出すのかチェックを行い、必要であれば変換器も準備します。
モニターの電源ケーブルは三口のコンセントが多く、場所によっては平行のコンセント口しか無いので、変換が必要になります。カメラのチェックだけではなく、モニターや照明なども機材準備の段階で一度、機材を実際の撮影で使うやり方でチェックを行います。
何度も使ったことがある機材でも、使い方を変えて使う場合もあるので、使い方がわかっていてもしっかりとチェックを行うようにしています。慎重すぎるかもしれませんが、実際使うやり方で一度チェックしていれば、足りない機材など出てくることがないのではないかと思うので、いつも念入りに確認するようにしています。
感染対策をしっかり行った撮影
今回の撮影は小さい部屋で行っており、コロナの感染対策として密にならないように、カメラマンが撮影しているときは部屋の外で待機していました。ディスクとバッテリーの管理はカメラアシスタントが行うので、交換のタイミングなどもカメラアシスタントが考えます。
コロナの影響でカメラアシスタントは、撮影中部屋の外に出ることが多いですが、ディスクの容量はどれくらいで収録は何分回るのか、バッテリーどのくらい持つのか(種類や年数によって変わってきます)予め把握しておき、交換するタイムングには自分から動けるように準備しておくと、カメラマンはスムーズに撮影することができるので、対応できるようにしておくことが大切です。
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