制作日記

天才的映像作家『スパイク・ジョーンズ』~独自な世界観のある監督作品(PV)をご紹介

こんにちは、撮れ高スタッフの佐々木です。

映像には様々なジャンルがあり、どの作品もたくさんのスタッフが関わっており、その中にはもちろん監督がいます。映画だと、スピルバーグ監督、ジョージルーカス監督など、どなたでも名前を聞いたことのある有名な方も多く存在します。

実は、PV(プロモーションビデオ)などのジャンルにおいても、有名な作品や監督というのは存在しています。そこで、今回はPV映像で天才と呼ばれている、スパイクジョーンズ監督について話して行きたいと思います。

スパイクジョーンズとは?

スパイクジョーンズは元々、長編映画や短編映画の監督、脚本家として活躍しており、1992年からミュージックビデオの監督として活動を始めました。スパイクジョーンズ監督の作品は一言で言うと凝りすぎと言われるほど、細かいところまで作られています。

海外で有名なデュークやケミカルブラザーズなどのアーティストのミュージックビデオも多く手掛けており、注目されています。そんなスパイクジョーンズ監督の手掛けた作品の中でも、有名なミュージックビデオについて話していきます。

スパイクジョーンズ制作映像①:The Pharcyde – Drop(MV)

こちらは、デトロイトのヒップホップグループ、The Pharcydeのミュージックビデオです。この作品はスパイクジョーンズ監督が注目されるキッカケとなった作品です。

The Pharcyde – Drop(MV)

この映像は普通に見てみると、なんの変わりもない映像に見えますが、よく見てみると全て逆再生で撮られていて、1発撮りの作品として注目されました。逆再生した時に違和感が出ないように、歌詞も作ってアーティストに覚えさせたそうです。

逆再生にした理由としては、この曲に使われているトラックも逆再生のもので、逆再生した時のちょっと不自然な動きが、ヒップホップの動きとうまくマッチするからとの事。アーティストにも協力してもらい、自分の作品を作り上げるスパイクジョーンズ監督の凄さが見られる作品です。

スパイクジョーンズ制作映像②:HomePod(CM)

そして、今年の2月に公開されたスパイクジョーンズ監督の最新作のCMも注目されました。アメリカで発売されたスマートスピーカー、HomePodのCM映像です。この作品はイギリス人の女性が音楽に合わせて踊っている、ミュージックビデオのような動画になっています。一度みると分かるのですが、どういう技術を使って撮っているのか最初はわからないかと思います。

HomePod(CM)

部屋の形や物の形が変わったりと、不思議な映像に見えるのですが、実はこの映像全て、CGなど一切使われていなく、全部人力でされています。実際に人が部屋を動かして、不思議な映像を作り込んでいます。音と動きに合わせて光る照明もすごく、魅了されてしまいました。

メイキング映像

スパイクジョーンズ独自の世界観が魅力

スパイクジョーンズ監督は人と違う世界観を持って映像を作っていて、見た人を驚かすような作品が多くて面白いです。この先どんな作品がでてくるのかとても楽しみに思います。日本のCMも手がけた事のある監督なので興味のある方は是非見てください。

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