こんにちは。撮れ高部スタッフの平良です。
今回は我々裏方スタッフが仕事をする際によく使用される業界用語について、特に世間にも比較的に聞きなじみのある用語について説明させていただきます!
【てれこ】
てれことは、互い違いにする・入れ替えるといった意味の業界用語です。このワードにはルーツがあり、「手を加える」という意味の「手入れ」に接尾語の「こ」がくっ付いて変化したもので、元々は歌舞伎で異なる筋の話をひとつの脚本にまとめて、交互に進行させるという表現方法のことを「てれこ」と呼んでいました。それが転じて「互い違い」「入れ違い」「食い違い」「あべこべ」といった意味合いで使われるようになったのです。
このようにてれこは歌舞伎からきた言葉ですが、マスコミ業界やアパレル業界、テレビ関係や通信業界でも頻繁に使われます。マスコミやテレビ関係の業界では、台本の台詞が入れ替わっていたり互い違いになっている場合に、「この台本テレコになってるよ!」といった具合に使用されます。関西のお笑い芸人さんがテレビで自然と「テレコやで~」なんて言ってるのも見かけたことがあります。
【バラシ】
【板付き】
板付きとは、ステージの幕が上がったときや転換後の明転時に演者が舞台上に既にいることを指している業界用語です。制作サイドから「この場面は板付きです。」といった感じで各セクションのスタッフに伝える場面を多く見かけます。チームとしては尺の問題等から、「この場面、登場に時間がかかるから板付きで」などと指示を飛ばしたりなんてこともあります。
映像・TV業界用語については、過去のブログ「映像・TV業界用語解説~殺す・笑う・セッシュ・八百屋にする」でも紹介していますので、こちらもご覧ください。
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