皆さんこんにちは、撮れ高映像部の三浦です。
先日、バラエティ番組の収録業務をご依頼いただき、現場にCA(カメラアシスタント)として参加しましたのでご紹介いたします。
普段からライブやイベント、配信系の現場に入ることはありますが、今回はかなり特殊な構成の現場で、とても勉強になる1日でした。

カメラ構成
今回の案件は、この春リリースされた新アプリ向けの配信コンテンツ収録でした。そのため、いわゆる“地上波バラエティ”とは少し違う空気感があり、機材構成もかなり特徴的でした。
今回のカメラ構成について
構成としては、
- Sony FX6 ×8台(うち1台はジブクレーン運用)
- Sony α7S III ×1台
の計9台体制でした。
普段、自分が入る地上波系のバラエティ番組だと、
などのデジタルビデオカメラ系が使われることが多い印象です。
もちろん番組規模や制作方針によって変わりますが、いわゆる“テレビっぽい運用”では、長時間運用や機動力を重視したカメラ構成が多いと思います。
そのため、今回のように全台ほぼシネマラインで揃えられている現場はかなり珍しく感じました。
実際、現場でモニターに映る映像もかなり印象的で、階調感やボケ感、ライティングとの馴染み方など、「配信番組」というよりかなり映像作品寄りの空気感がありました。
最近は配信コンテンツでも映像クオリティがかなり求められる時代になってきているので、こういったシネマカメラ主体の現場は今後さらに増えていくのかもしれません。
CAとして感じたこと
今回、自分はCAとして参加しましたが、改めて感じたのは「先回りして動くこと」の重要性でした。
CAの仕事というと、
- ケーブル処理
- レンズ交換対応
- 機材搬入出
- 現場導線の整理
などのイメージを持たれることが多いと思います。
もちろんそれらも大切ですが、実際の現場では“カメラマンが撮影に集中できる状態を作る”ことが一番重要だと感じます。
例えば、
- 次に必要になりそうな機材を準備しておく
- 動線上にケーブルが出ないよう整理する
- すぐ対応できる位置にいる
- 各カメラの状態を常に把握しておく
など、一つ一つは小さいことでも、それが現場全体のスムーズさにかなり影響します。
特に今回は演者さんの人数がかなり多く、現場の情報量も非常に多かったため、周囲を見る力がかなり必要でした。
固定カメラや収録チェックも担当
今回の現場では、VEさんやVTRさんがいない体制だったため、通常よりCA側の担当範囲も広めでした。
収録中は、
- 固定カメラの状態確認
- 収録デッキのRECチェック
- 各種トラブル確認
などもCA側で行っていました。
特に固定カメラは、一度回り始めるとそのままになりがちですが、
- RECが回っているか
- ケーブルに負荷がかかっていないか
- フレームが崩れていないか
- モニターに異常がないか
など、細かく確認する必要があります。
現場では“誰かが見ているだろう”が一番危険で、担当が曖昧になるとトラブルに気付くのが遅れます。今回の現場は特に台数も多かったので、「自分が見る」という意識がかなり重要だと感じました。
反省点だった“ピンマイク用電池”
今回特に反省点だったのが、ピンマイク用電池の管理です。
演者人数が多かったこともあり、
- 使用本数
- 消耗速度
- 交換タイミング
などの想定が甘く、途中で電池が足りなくなる場面がありました。もちろん最終的には対応できたのですが、「もっと事前に想定できたな」と強く感じました。
こういう現場では、カメラや音声機材本体だけではなく、電池やメディアなどの消耗品管理もかなり重要です。むしろ、こういった細かい部分の準備不足が、一番現場を止める原因になることもあります。
特に大人数現場では、
「たぶん足りる」
「これくらいで大丈夫」
という感覚がかなり危険で、少し多いくらい準備しておくことが大切だと改めて感じました。
“気付ける人”が強い
今回の現場を通して改めて感じたのは、現場では“気付ける人”が強いということです。
言われてから動くのではなく、
- 次に必要になりそうなもの
- 起こりそうなトラブル
- 危なそうな導線
- 足りなくなりそうな備品
などを先に考えて動ける人が、現場ではかなり信頼されると思います。
自分自身、まだまだ経験不足な部分も多く、反省点もたくさんありましたが、その分かなり勉強になる現場でした。
特に今回は、
- シネマカメラ主体のバラエティ運用
- 大人数現場でのオペレーション
- 配信案件ならではの空気感
- 固定カメラ・収録管理
- 消耗品管理の重要性
など、多くのことを学ぶことができました。
これからも一つ一つ経験を積みながら、もっと周囲を見て動けるようになっていきたいと思います。
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