みなさんこんにちは!撮れ高映像部の苅込です。
先日のライブコンサートの業務をご依頼いただき、「初めてクレーンカメラのアシスタント」を務める機会がありましたのでご紹介いたします。
普段からライブ映像やエンタメ系の現場で仕事をしており、これまでも色々なカメラのポジションやアシスタント業務を見てきましたが、実際に自分がクレーンチームの一員として動くとなると話は別。想像以上にやることが多く、頭も体もフル回転の1日になりました。
今回は、その初体験を通して感じた現場のリアルな大変さと、それ以上に大きかった「やりがい」について書いてみたいと思います!
とにかく「やることが多い!」クレーンアシスタントのリアル
クレーン映像といえば、ライブのオープニングで会場全体をダイナミックに見渡したり、サビの最高潮でアーティストにぐっと寄っていったりと、映像に圧倒的なスケール感を生み出す花形のポジションです。しかしながら、その迫力ある映像の裏には、緻密でスピード感のある裏方のサポートが欠かせません。
今回アシスタントとして現場に入って、まず痛感したのが「タスクの多さと判断の早さ」でした。
- 安全管理と周囲への気配り:巨大なアームが動くため、周囲のスタッフやお客様、何より演者さんに接触しないよう常に全方位へ目を配ります。
- ケーブルの取り回し(ケーブリング):アームの激しい動きに合わせて、ケーブルが引っかかったり噛んだりしないよう絶妙なテンションで捌き続けます。
- 迅速な転換と撤収:限られた仕込み時間の中で正確に組み上げ、本番が終われば安全かつ最速で撤収作業へ。
特に本番中は、オペレーター(クレーンを操作するカメラマン)さんの動きを予測しながら動く必要があります。「次はこの角度へ振るな」「ここは一気に引く展開だな」といった流れを瞬時に汲み取り、先回りしてケーブルをコントロールしなければなりません。
一瞬でも集中が切れると事故につながる緊張感もあり、汗だくになりながら必死についていきました。
大変だったからこそ味わえた「やりがい」
正直、体力的にも精神的にもハードで、途中で「クレーンアシスタントってこんなに大変なんだ……!」と圧倒されそうになる瞬間もありました。でも、それ以上に胸に残ったのは達成感です。
ライブの後半、会場のボルテージが最高潮に達したタイミング。オペレーターさんが狙い通りの素晴らしいアングルでクレーンを大きく振ったとき、僕も完璧なタイミングでケーブルを捌き、何ひとつトラブルなく最高の映像がモニターに映し出されました。その瞬間に「チームでこの1カットを作っているんだ」という一体感を味わうことができました。
自身の足元や手元での地道なサポートが、そのままライブ全体のクオリティや安全を支えている。ただ指示通りに動くのではなく、現場の熱量にリアルタイムでシンクロしていく感覚は、このポジションだからこそ味わえる最高の醍醐味でした。

初めての経験を終えて
終演後、無事に撤収作業まで終わり、機材車にすべての荷物を積み込んだときの安堵感は忘れられません。「ありがとう」と先輩スタッフやオペレーターさんに声をかけていただけたときは、の疲れが飛ぶほどうれしかったです。
今回の経験を通して、クレーンという機材の面白さはもちろん、「チームでひとつの映像を作り上げる面白さ」を改めて深く実感することができました。
やることが多くて大変な分、無事にやり切ったときの達成感は格別です。またひとつ、現場で表現できること・理解できることの幅が広がった気がします。次回クレーンが入る現場を担当するときは、今回の反省点や学んだことを活かして、さらに一段上の動きができるよう頑張りたいと思います。
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