こんにちは、撮れ高 映像部スタッフの柳町です。
先日、特殊機材の組み方や操作方法の勉強会に参加いたしました。実際に特殊機材を触って感じたことなどを書きたいと思います。
特殊機材とは
映像制作では特殊機材のことを略して「特機」と呼ばれています。通常の撮影で使用される三脚やカメラとは違って、特殊な機材のことを指します。例えば、音楽イベントで使われているクレーンや最近多く目にするようになったドローンも特殊機材の一つです。
私は特殊機材の中で、実際にクレーンを操作している所しか見たことがなかったので、今回新しい機材を知ることが出来ました。
通常使用する機材も注意しなければならないことは多くありますが、それ以上に注意しなければならないこと、特殊機材ならではの注意点があると感じました。
注意点①:電源供給時の電圧の違い
例えば特機を使用する際に、電源ケーブルを引いて電源を供給するのですが、操作するリモコンの電圧とカメラ本体を乗せるリモートヘッドに刺す電源ケーブルの電圧が違うので、間違わないようにしなければなりません。
注意点②:接続したケーブルの処理
また、リモートヘッドに接続したケーブルは、回転させた時に絡まらないように決まったルートで這わせなければいけず、またカメラアシスタントとして付いた時には、左右どちらに何回転したか覚えておかないと、回転しすぎでケーブルが捻れて断線する恐れがあります。
注意点③:フォーカスとズームの設定
また、自分で組み立てて、できなかったからこそ気付けた事もありました。それは、フォーカスとズームの設定です。意外と忘れがちになってしまうことが多いと、先輩社員からもレクチャーがありました。
FOCUSの摘みをS(サーボ)に、QuickFromeをONの状態にしておかないと、遠隔操作でフォーカスとズームを動かすことができないことを知りました。
取り付け手順の紙を見ながら組み立てを行ったので、接続するケーブルが多くても、このケーブルはここに刺すケーブルだとすぐに分かりましたが、実際に現場で行う時に、分からなくなりそうで不安になりました。
先輩も自分が特機に付く場合は、前日に組み立てて確認するとのことでしたので、私も今後カメラアシスタントとして付く場合は、事前に確認しておこうと思いました。
コロナの影響で現場に出ることができないため研修を多く入れてくださり、普段だったら現場に出てしまうので行うことが少ない特機の勉強ができて良かったと思います。
あまり目にする機会がない特殊機材を実際に自分で触って操作することができ、貴重な体験ができました。実際に操作してみて、左右に動かしたいのに上下にも動いてしまい難しさを感じました。現場では、移動している車の中で操作することもあるのでズレることなく動かせるのは凄いと思いました。
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