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音楽番組の生放送にCAとして参加~ペデスタルカメラとジンバルカメラをサポート

みなさん、こんにちは!映像部の新井です。

今回、生放送で行われる音楽番組の案件をご発注いただき、CA(カメラアシスタント)として参加させていただきましたので、その内容についてご紹介いたします。

私にとって生放送で行われる番組に参加するのは初めてで、最初は好きなアーティストが出ることを知っていたので、ウキウキでしたが、少し緊張もしていました。

普通の番組収録とは異なり生放送なため、見切れやミスがあった場合の撮り直しが不可能です。その為、入念なリハーサルがとても大事となります。1日目はリハーサルのみ行い、2日目には生放送でお送りする内容を全て通したリハーサルと本番が行われます。今回は3時間半の生放送、出演アーティストは31組ととても多く、タイムスケジュールもびっしりでした。

1日目:本番前日は入念にリハーサル

1日目のリハーサルでは、朝の7:45にスタジオへ集合。とても早い時間でした…。リハーサルが始まると、カメラがどのように動くのか、アーティスト現場どこから入ってくるのか、カット割を見ながら入念にチェックします。

私がついたカメラ位置は、上手のペデスタルを使用した長玉カメラ(SONY HDC-5000)でした。アシスタントの動きとしては、時間の関係上、生放送中にケーブルを巻き直すことができないため、常にケーブル溜めを持ちながらの移動で、カメラマンが『Ronin』と言う、ジンバル(手ブレ補正)カメラに持ち替えることがあったので、Roninに持ち替えたら、ペデスタルをカメラマンから預かって、邪魔にならない所へ寄せ、ペデスタルにする時にはカメラを前へ出してすぐ撮影できるように準備するという動きでした。動きとしては、全てバラバラなので、常に構成表にメモをすることが大事です。

今回の業務で使用したペデスタルカメラ(SONY HDC-5000

動きとしては簡単そうに思っていましたが、実際にリハーサルを行うと、カメラの台数が9台あったので思うように動きを取ることができませんでした。カメラマンの邪魔をしないように動こうとすると、自分の居場所が塞がれたり、クレーンカメラが急に降りてきたり、頭の中をフル回転してどのようにしたら自分もカメラマンも楽にできるのか、演者の導線を塞がないようになど周りを見ることがとても大変でした。

リハーサルを終えて、時間を見ると24:00。終電が無くなるまで17時間入念にリハーサルを行いましたが、まだ不安だったので帰宅してからもメモした内容を確認しました。

2日目:緊張の本番日

2日目の本番日は、最初に本番で行う内容を全て通しで最終リハーサルを行い、カメラマンとどこでカメラを持ち替えるのか最終チェックを行いました。本番まで休憩が1時間ありましたが、ミスをしないようにすることを考えていたので、緊張して夜ご飯が入りませんでした…。

本番中はリハーサルの時よりは動けたのですが、ケーブル溜めを多く持ち過ぎていて、自分に負荷がかかっていたので、使用する分だけケーブル溜めを持てるように、ケーブルが最大でどのくらい必要だったのかなどメモできたら良いのではないかと思いました。

初めての生放送の業務を終えて

初めての生放送の番組は、私が行った現場の中で今までで1番大変だったのではないかと思うくらい、長丁場で忙しかったのですが、成功した時には3時間半の放送がとても早く感じ、好きなアーティストがいたおかげでもあったと思いますが、とてもやり甲斐を感じて楽しかったです。

テレビで見ていた生放送と、実際に仕事として行う生放送の大変さ、忙しさ、このテレビ業界のやり甲斐、楽しさを感じることができて、とても良い経験になりました。

弊社では、テレビ番組の生放送の他、ライブコンサート・スポーツ大会などの各種イベントの撮影・収録・中継・画出し、ENGロケ、ネット配信、MV制作、動画編集など、映像に関する業務について幅広く対応可能です。まずはお気軽に電話メールにてご連絡ください。お待ちしております!

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