制作日記

ライブの演出などで使われる特殊効果(特効)の役割や種類など

みなさんこんにちは!撮れ高 スタッフ 西村です。

日々撮影・収録業務をご依頼をいただき、様々な現場に参加していますが、カメラマン以外にもたくさんの方々がこのテレビ業界で働いています。特にミュージシャン・アーチストのライブコンサートでは、多くのスタッフが携わり、1つのライブコンサートを制作しています。今回はライブコンサートの仕事・役割の中から、『特効』についてご紹介いたします。

特効とは特殊効果のことです

ライブコンサートで使われる照明、音声以外は全て特効になります。どのライブコンサートでも特効は使われており、開演中の演出には欠かせない仕事です。特効の効果で曲をより盛り上げる効果や、照明や音響に迫力を与えたりなど、他部門のサポートする役割があります。

特効にはたくさんの種類がありますが、ここで一部をご紹介していきます。

特殊効果①:スモーク

空間に漂う煙を発生させ、照明、レーザーなどの効果を高める(より効果的に見せる)働き、あるいは白煙自体を見せるなどの効果があります。スモークにもたくさんの種類がありますが、どれも人体には害のないものを使用しています。

特殊効果②:炎・火薬

これら炎系も特効になってきます。炎は実際に火を使用しているので、近くにいると熱いくらいです。特に火柱みたいなものがライブでは多いです。音の出るものなど火薬を使用しているものもあります。

特殊効果③:キャノン砲・紙吹雪

キャノン砲は圧縮ガスを使用しています。キャノン砲はほとんどの場合テープを客席に飛ばす時に使います。1台の筒の中に約100~200本のテープを入れて打ち出します。基本的には風の影響が少ない、天井の高さがある屋内で使用します。

屋外でも使用できますが、風の影響などに注意する必要があります。どちらにせよ、事前に充分な安全対策が必要です。紙吹雪も様々な飛ばし方があり、送風機かキャノン砲のどちらかで飛ばします。

送風機の場合は、紙吹雪を飛ばしたい範囲、量によって送風機の大きさを変えています。スタジアムクラスの会場や野外は大型送風機を使用します。コストは比較的安く済みますが、一気に大量に紙吹雪を放出するのには向いていません。

キャノン砲の場合は、紙吹雪を飛ばす目的以外にも音がプラスされるので、送風機に比べるとかなりインパクトがあります。ただしキャノン砲自体一発のみなので、長時間紙吹雪を飛ばしたい場合には向いていません。

ライブコンサートの現場での特効体験

普段は私はカメラアシスタントとして業務に励んでいますが、先日特効を経験する機会がありました。その時は会場の天井部分にあるキャットウォークと言われる場所から、紙吹雪を約20人ぐらいでアリーナ席全体に落としました。

落とす量は意外と多く、落とすタイミングも曲の最後のサビからだったので、短時間ですがとても大変な作業でした。ライブコンサートを少しでも盛り上げるために、毎回特効さんが必死に対応されていることがよく分かりました。

1度テープの入ったキャノン砲が飛ばなかったところを見たことがありますが、この場合はいつ飛ぶか分からないですし、最悪の場合周りにいる人が怪我をするかもしれません。

その時は特効さんの回収も早く、何事もありませんでしたが、本番中はどの部門も何があるか分かりません。だからこそ何事にも対応できるように日々努力していきたいと思う次第です。